旭川西武店



 2016年9月30日を持ってそごう西武は旭川西武を閉店しましたが、1975年8月8日の開業当初は西友子会社の北海道西武運営の旭川西武店として運営していた歴史があります。北海道西武という名称の会社はのちに西武百貨店子会社として別途創設した会社もあり、こちらも旭川西武と関わりがありました。
 1982年3月に西友から西武百貨店の資本と運営に変更されております。

旭川西武B館(旧旭川西武店)
 
旭川西武B館(旧旭川西武店)


 店舗建物としては2つのビルを2館構造として運営しているのですが、B館(旭川駅が向かい側)は上記に記載の北海道西武運営(西友百貨店事業部)旭川西武店として、A館は1978年9月15日に開業した西武クレジット(元緑屋・現在のクレディセゾン)が運営するams(旭川緑屋ショッピングセンター)として運営していたとセゾンの歴史に記載があります。 1980年9月22日に西友子会社の北海道西武から旭川西武として運営法人が分離し、1981年9月1日に北海道緑屋と合併し北海道アムス西武と運営法人がなった時点でA館とB館の運営一体化されたのちに1982年3月に西友から西武百貨店の資本と運営に変更されております。
 B館のエレベーター・エスカレーター・化粧室の造りが 西友の店舗に類似していた点が西友が開業し運営していた名残を感じさせました。また、西友が生んだブランド「無印良品」の売り場がB館内(2007年〜2016年時点)であったのは偶然か。

旭川西武A館(旧ams旭川店)
 
旭川西武A館(旧ams旭川店)

 amsの名称を三軒茶屋やら仙台・宇都宮などで使っていたセゾングループですが、名称の由来は北海道旭川市にあった店舗(旭川緑屋ショッピングセンター)から命名しているのです。
 最も元祖ams名称店舗はさっさと西武百貨店運営へ変更された訳ですが、その後に仙台市中央と世田谷区三軒茶屋に ams西武を開業した際にもams名称を付けた理由は西武クレジット(元緑屋・現在のクレディセゾン)管轄の土地と建物であることから命名したようです。
 旭川駅前に所在していまして歩行者天国となっている平和通買物公園の駅側起点地点に店舗は存在しています。A館脇に立体駐車場があり、また店舗近隣に平面駐車場が設けられている。
 A館向かいには北海道地場資本百貨店最大手の丸井今井旭川店もあったのですが2009年7月に閉鎖されました。その際に旭川空港のお土産品ショップの移管を受けて運営しておりましたが、2016年6月30日にて撤退しております。旭川中心市街地のショッピングエリア中核エリアに所在しておりましたが、イオンモール旭川駅前が2015年3月に開業した影響もあり、旭川西武も撤退し百貨店が旭川市内から存在しなくなりました。マルカツデパートは存在していますが、すでに全館テナントビルとなっております。余談ですが、マルカツデパートと同じ街区にかつて協和銀行(日本貯蓄銀行)旭川支店も存在していたようです。



 参考文献・Webサイト
 北海道新聞
 旭川空港ターミナルビル 公式Webサイト
 

最新取材日:2016年8月30日
最終更新日:2016年9月30日


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