函館西武店



 1981年3月6日にセゾングループ合弁(西友と西武百貨店双方の資本)企業である函館西武が店舗運営を西友百貨店事業部の百貨店「函館西武店」として開業し1990年頃に西友としては遠隔地店舗ということもあったためか、資本系統を西武百貨店へ一本化し運営を変更した店舗です。
 西友運営の川崎西武デイリーフーズICHI店が入店していました西武百貨店川崎店と同じく2003年8月に店舗を閉鎖しております。
 西友の関連会社が土地・建物を所有し、店舗運営だけが西友から離れてその後閉店となったようです。
 その後、西友の関連会社にて「パボッツ函館」という名称にてパチンコ、ゲームセンター、ボーリング場、ネットカフェ、チェーン店の居酒屋といったテナントビルとして運営されておりましたが、2013年に「TEXAS函館」と名称が変わりました。

TEXAS函館(2018年の外観)(旧函館西武店)
 
TEXAS函館(旧函館西武店)


 ネットカフェが西武店跡のビルに入店している点は郡山西武店跡と同じです。
 立地としては、JR函館駅前ではなく五稜郭に近い函館市梁川町に所在しており、道向かいにはテーオー小笠原が運営の大型店舗「テーオーデパート」も存在しております。五稜郭地区には丸井今井の函館店も立地しており函館市における商業集積地の一つになります。
 建物には西武店の名残があちらこちらにありました。階段の階数表示が1980年代の西友店舗と同じ字体なものが残っていたり、入口の取っ手が西武店(西武百貨店もそうですが)の青色なモノが引き続き使われておりました。

TEXAS函館入口の光景(2018年の外観)(旧函館西武店)
 
TEXAS函館入口の光景(2018年の外観)

 「TEXAS函館」西武時代の売り場すべてにテナントを入店させることが出来ていないために一部階は閉鎖されたままとなっておりました。




 参考文献・Webサイト
 

最新取材日:2018年9月30日
最終更新日:2018年10月10日

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