リウボウ



 那覇市の百貨店「リウボウ」(1948年創業)が国際通り入口の旧店舗から、1991年にくもじ新店舗(再開発ビルのパレットくもじ)に移る際に西友が50%出資し「リウボウインダストリー」を設立開業しましたが、2003年9月に西友保有株式を沖縄県の地元企業に売却しました。
 西友の資本が入っていた百貨店という事で番外編として取り上げてみました。
 リウボウグループは、セゾングループ沖縄総代理店的な事をしておりましてセゾングループのコンビニチェーンだったファミリマートの沖縄地域FC本部も運営しています。沖縄県内の無印良品店舗はフランチャイジー(FC)にて運営されていますが、リウボウストアが沖縄県FC第一号であります。
 リウボウの名称は1964年に「琉球貿易商事」から変更したそうです。

 西友との資本関係が無くなった現在でも書籍売場が「リブロ」運営・無印良品が入店していたり、自社のクレジットカードがクレディセゾン発行であったり、店舗内の案内表示やら化粧室の造りと言ったところがLIVIN・西友百貨店事業部店舗に似た雰囲気が残っています。店員さんの名札がかつてのLIVIN・西友百貨店事業部店舗に似ています。
 もっとも、リウボウは日本百貨店協会に加盟している上に、西友との資本関係解消後に伊勢丹主体の百貨店仕入機構「A・D・O(全日本デパートメントストアーズ開発機構)」へ加盟しました。
 電子マネー「Edy」が使用できます。また、2015年5月12日よりTポイント加盟店になりました。
 9階のレストラン街には映画館のシネマパレットが存在しております。8階のリブロ運営書籍売り場は沖縄県官報販売所でもあります。LIVIN光が丘店や旧郡山西武店跡の専門店ビル「ATi郡山」<アティ郡山>に入店しているタワーレコードがリブロの隣にあります。
 パレット久茂地には、ゆうちょ銀行那覇支店・那覇市歴史博物館といった施設やオフィスとして日本たばこ産業なども入居しております。

国際通り側からのリウボウ(パレット久茂地)

 那覇市の国際通り沿いには、かつてセゾングループと沖縄のビールメーカー「オリオンビール」との合弁にて運営していたシティホテル「ホテル西武オリオン」→「ホテルロイヤルオリオン」(セゾン系資本が無くなったためにか2006年4月から改称)がありますが、ホテル直営の中華料理イートイン店舗「四川菜飯」とベーカリーショップ「デリベイク」がリウボウ地下食品売り場内にかつて入店していました。
 なお、国際通り入口のリウボウ旧店舗跡は改築されて2008年8月30日から営業開始したREXA RYUBO(レグザリウボウ)という複合ビルとして館内にホテルロコアナハがあります。こちらのホテルは「りゅうせき」が運営しております。

 沖縄県唯一の中量公共交通機関たるゆいレール(モノレール)県庁前駅に隣接している立地です。
ゆいレール(モノレール)県庁前駅側からのリウボウ(パレット久茂地)

 ゆいレール(モノレール)沿線にはリウボウストアの店舗がいくつか所在しております。また、那覇空港国内線ターミナル2階にはリウボウのお土産品ショップが2か所あります。

 参考文献・Webサイト
 沖縄のデパート リウボウオンライン(公式サイト)
 パレット久茂地公式サイト
 

最新取材日:2016年7月20日
最終更新日:2016年10月6日


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