西友高槻西武店



 1974年11月15日に開業した西武百貨店高槻店は、西武百貨店の関西地方出店第一号店舗であります。本来はその1年前に開業するはずだったのですが、直前に火災が発生したために開業が遅れました。
 ショッピングセンター型店舗の西武高槻ショッピングセンターとして開業したために、食品スーパー部門に関西スーパーが入店、衣料品スーパー部門売場を関西いとはんを入店させて開業しました。
 セゾンの歴史に他社の社史も参照して記述されていると明記されているのが、西武高槻ショッピングセンターの項目になります。関西スーパーの創業25周年を記念して発刊された社史「関西スーパー25年のあゆみ」、同社第10号店となった高槻店の出店記述を参照しています。関西スーパーは創業時に東京のスーパーマーケットを視察し参考としたのですが、1号店の建物外観まで参考とした店舗がありました。それは、西友のひばりが丘団地店(旧店舗)になります。その件をセゾングループの堤清二代表がご存知であったためなのか、当時既に西友は関西に店舗を構えていたのにも関わらず、堤清二代表の意向で関西スーパーを西武高槻ショッピングセンターの食品スーパー部門として入店させることになりました。建物の設計がかなり進んでいた状況でしたが、関西スーパー側の食品スーパーとして使い勝手の良い店舗としての設計変更要請を受け入れたとの記述が、双方の社史に記載あります。
 1970年代後半開業の西友運営のショッピングセンターでも、西武(地名)ショッピングセンターとして西武春日井ショッピングセンター(ザ・モール春日井)やら西武津田沼ショッピングセンター(その後、共同運営だったパルコ主体となり、西友は食品スーパーとして長年入店していた。)といった店舗の存在もありました。

オーロラモール高槻(旧西武高槻ショッピングセンター)

2014年8月時点でのオーロラモール高槻(旧西武高槻ショッピングセンター)


 上の写真に三井住友銀行が写っております。こちらの三井住友銀行は、LIVIN錦糸町店(旧錦糸町西武店)入店の東京楽天地に所在していた同行店舗と同じく三井銀行の店舗であった歴史を有しております。
 その後1978年11月10日より衣料品スーパー部門を、西友が引き継いで入店しました。
 百貨店事業部型店舗ではなかったため、包装紙やら店員さんの制服は通常の西友店舗と同じだったようです。
 西友は衣料品スーパー部門と無印良品を受け持っていたようです。
 無印良品は、2016年現在では地下1階に入店しています(運営は良品計画直営なのか西武百貨店FCなのかは未調査)が、西友の衣料品スーパー部門は同ショッピングセンター改装時に撤退しています。
 なお、改装時に西武高槻ショッピングセンターの名称をオーロラモール高槻に変更している。
 オーロラモールへの改装実施もあり、西友系店舗痕跡は全く感じることが出来ませんでした。なお、西武百貨店がセブン&アイグループとなりましたが、2016年時点でもオーロラモール高槻内食品スーパーとして関西スーパーは営業を継続しています。立体駐車場のビル前に再開発でミューズ高槻という高層マンション(低層階は商業ゾーン)が建築されペデストリアンデッキにて接続されたため、立体駐車場ビルにセブン&アイグループのセブンイレブンが入店(店名はミューズ高槻店)しております。
 2017年10月1日にセブン&アイグループから阪神阪急百貨店グループへ営業譲渡され、2019年10月1日から高槻阪急へ名称変更されました。


 参考文献・Webサイト
 関西スーパー25年のあゆみ 関西スーパーマーケット、1985年

最新取材日:2016年1月8日
最終更新日:2023年10月14日

全国


LIVINになりそびれた店舗トップページ

トップへ戻る

inserted by FC2 system