富山西武店



 2006年3月まで西武百貨店富山店として営業していた同店ですが、西友ストアー北陸富山西武店として1976年7月2日に開店し営業していた歴史があります。開業間際の1976年4月に西友名義の総合スーパー店舗でなく「西武」名称を用いた百貨店スタイル店舗として営業することにしたそうです。
 店舗建物の場所にて1972年2月17日に発生した「総曲輪大火」で焼失した区画を再開発したため、店舗建物内には旧地権者のお店も入店していたようです。
 旭川西武店と同じく開業後比較的早い時期の1982年3月に西武百貨店へ運営移管されました。
 店舗の場所は、富山市中心市街地の総曲輪に立地していました。道向かいには旧住友店の三井住友銀行富山支店があり、近隣には北陸地方にて百貨店をチェーン展開している大和の富山店もある。
 大和とセゾングループの関係につきましては、小松西武店のページをご覧ください。

富山西武店跡

2015年3月時点での旧富山西武ビル

 その大和富山店が再開発ビルに入店する予定のために競争力が低下していた富山西武は、2006年3月末をもって閉店しました。つまり、北陸にかつて2つあった西友百貨店事業部の店舗建物はセゾン系店舗としては痕跡が全く無くなりました。
 なお、大和富山店は2007年9月21日に再開発ビル総曲輪フェリオへ移転開業しました。

 
富山西武店跡ビル壁画

旧富山西武ビル総曲輪通り側にあった立山連峰の壁画

 総曲輪通り側の旧富山西武ビルには、立山連峰を模した壁画が存在していました。
 岐阜県大垣市出身の洋画家・矢橋六郎氏が作者のモザイク作品にて題名が「立山の初夏」になるそうです。
 セゾン系店舗建物らしい造形物ですが、跡地のビルは再開発のため解体される予定となっております。壁画はその際にどのような扱いをされるのであろうか。、その際に壁画も取り壊されてしまったそうです。(情報提供:モザイク愛好家 森上千穂様)

 参考文献・Webサイト
 北日本新聞
 富山新聞
 岐阜県大垣市Webサイト「矢橋六郎マーブルモザイク作品集制作プロジェクト」


最新取材日:2015年3月2日
最終更新日:2019年2月11日


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